【多裂筋】って知ってますか?~姿勢と腰痛に深く関わる大切な筋肉~

2025年6月3日

皆さんは「多裂筋(たれつきん)」という筋肉を聞いたことがありますか?

あまり知られていませんが、実はこの筋肉は『姿勢を整えたり腰痛を予防』したりする上でとても大切な働きをしているんです。

背骨のすぐそばにあるインナーマッスル

多裂筋は、背骨のすぐ近くにあるインナーマッスル(深層筋)です。

具体的には、骨盤の真ん中にある「仙骨(せんこつ)」(尾てい骨の上のあたり)から、首のあたりまで、背骨に沿ってずーっと伸びている筋肉で、ひとつひとつの背骨(椎骨:ついこつ)をつなぎながら支えています。

私たちが無意識に姿勢を保てているのも、この多裂筋のおかげなんです。

多裂筋の主な役割

多裂筋には、主に以下のような役割があります。

・背骨を安定させる

・正しい姿勢を維持する

・上体を反らせたり、ひねったり、傾けたりする動きをサポートする

なかでも大切なのは、『背中をなめらかに反らせる』という働きです。

これはただグキッと反らせるのとは違い、「しなやかに動かす」感覚に近いです。

反り方が硬いと、腰だけで無理に動かしてしまい、結果的に痛みが出ることもあります。

多裂筋がしっかり働いてくれることで、背骨全体が連動してスムーズに動くようになり、身体に余計な負担がかからなくなるんです。

腰痛との深い関係

現代人にとって、身近な身体の悩みと言えば「腰痛」だと思います。

その原因の一つに、この多裂筋の働きの低下が挙げられます。

長時間のデスクワークやスマホ姿勢、運動不足などが続くと、多裂筋が弱くなり、背骨がグラグラしやすくなってしまいます。

すると周りの筋肉や関節に負担がかかり、慢性的な腰痛につながってしまうのです。

多裂筋を鍛えるには?

多裂筋は「インナーマッスル」なので、表面からは見えませんし、動かしている感覚も分かりにくいかもしれません。

でも、地道に鍛えることでしっかり機能してくれるようになります。

おすすめのトレーニングは、次のようなものです。

ドローイン:仰向けになって、お腹を軽くへこませたまま呼吸をする練習です。インナーマッスルをしっかりと機能させます。

バードドッグ:四つ這いになり、対角線の手と足をまっすぐ伸ばす動きです。体幹の安定感がアップします。

プランク:体を一直線にキープする体幹トレーニングです。多裂筋にもじわじわ効いてきます。

特別な道具もいらず、自宅で簡単にできるものばかりなので、スキマ時間に取り入れてみてください。

まとめ

多裂筋は、見た目にはまったく分かりませんが、身体の奥深くでしっかりと支えてくれている「縁の下の力持ち」です。

この筋肉を意識して日常的に鍛えてあげることで、姿勢が整い、腰痛の予防にもつながります。

「最近、なんとなく姿勢が悪い気がする」「腰に違和感がある」…そんな方は、ぜひ一度ご自分の多裂筋にも目を向けてみてくださいね!

今回は【多裂筋と腰痛】に関するお話をさせて頂きましたが、何から初めていいか分からない方の方が多いと思います。症状が出てもほったらかし、そして慢性化、非常にもったいないですよね。身体に変わるための〝きっかけ〟を与えられるかどうか、そこが非常に重要になってきます。変わるチャンスはいくらでもありますから。

整体院 tsunagu 成増院では、症状に対する施術はもちろんですが、その先にある症状が出にくい身体作りに対してもより力を入れております。

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