【腸腰筋を詳しく知ることが腰痛改善への近道~腰痛との関連を徹底解説~】

2024年10月31日

腸腰筋は、腰痛との関連がある非常に重要な筋肉です。この筋肉は、体を前後に曲げる、股関節を曲げる(膝をお腹に近づける)、体幹を安定させるなど、多くの日常的な動作に関わっています。

引用:腰痛予防対策/厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31158.html

腸腰筋の解剖学的構造と機能

腸腰筋は、腰椎と大腿骨を結んでいる筋肉郡で、上半身と下半身をつなぐ筋肉のうち重要な役割を果たしているほか、股関節を動かしたり、姿勢を維持する役割も果たしております。

また、短距離走などの選手が特に発達しているとされ、走る・跳ぶといった運動能力に非常に強く関係している筋肉とも言われています。

腰痛に悩まされている方は、腸腰筋が硬くなっている可能性が非常に高い!!

この筋肉をしっかりと緩めることができるか、腰痛改善における非常に重要なポイントとなってきます。

腰痛以外でも、以下の悩みを抱えている人の多くは腸腰筋を変える必要があるかもしれません。

・猫背、反り腰で悩む人

・ポッコリお腹に悩む人

・骨盤の歪みを気にしている人

・生理痛に悩む人 

腸腰筋と腰痛の関係

腸腰筋が腰痛に関わる主なメカニズムは、筋肉の過緊張や不均衡、柔軟性の低下です。また、腸腰筋が短縮していると、骨盤が前傾し、結果として腰の前弯が強くなり(いわゆる、反り腰です。)、腰痛の原因となることがあります。

筋肉の過緊張と腰痛
腸腰筋が緊張することで、他の筋肉(特に背筋群や腹筋)がいつも以上に頑張らなくてはなりません。そうしないと身体のバランスをキープすることができなくなり、筋肉の疲労や不均衡が起こりやすくなります。腰痛の原因の一つと考えられています。

腸腰筋の短縮と骨盤の前傾
長時間座っている姿勢が続くと、腸腰筋が短縮しやすくなります。結果として骨盤が前に倒れ(前傾)、腰の前弯が強くなり(いわゆる、反り腰)、結果として腰痛を引き起こします。

体幹の安定性と腸腰筋
腸腰筋は体幹の安定性にも大きく関わっています。腸腰筋が弱かったり、上手く機能していなかったりすると、他の筋肉や組織がその分の負担を補うことになり、腰痛の原因となることがあります。

腸腰筋を強化・ストレッチする重要性

腰痛の予防や改善のためには、腸腰筋を正しくケアすることが重要です。 具体的には、腸腰筋のストレッチや強化トレーニングを行うことが効果的です。柔軟性を高めることで、骨盤の前傾が解消され、腰痛の予防につながります。

さらには、腸腰筋の筋力を強化することで、体幹の安定性が向上し、身体にかかる負担を軽減することができます。腸腰筋をターゲットとしたエクササイズとしては、仰向け×片足上げ運動や仰向け×腹筋運動などが挙げられ、これらのエクササイズは、体幹全体の強化にもつながり、腰痛の予防や改善に効果があります。

姿勢とライフスタイルの改善

日常生活における姿勢の改善も、非常に重要な要素となってきます。特に、長時間の座位姿勢が続く場合は、定期的に立ち上がって体を動かす、意識的に腸腰筋の緊張を緩和させることが推奨します。また、デスクワーク中の椅子の高さの見直しも、腰痛の予防としては◎です。

さらに、適度な運動をおこなうことで、腸腰筋の良好な状態を維持キープ、結果として腰痛のリスクを軽減することにもつながります。さらに、ウォーキングや軽いジョギング、ヨガなどの活動は、腸腰筋を含む体全体の筋肉のバランスを整えし、柔軟性や筋力を維持するのに役立ちます。

まとめ

腸腰筋と腰痛の関連性は、筋肉の過緊張、短縮、体幹の安定性など多岐にわたり影響を受けます。適切なエクササイズやストレッチ、日常生活での姿勢の見直し、腸腰筋の良好な状態を維持することが、腰痛を防ぐためには非常に大切になってきます。

今回は【腸腰筋と腰痛との関連について】のお話をさせて頂きましたが、何から初めていいか分からない方の方が多いと思います。症状が出てもほったらかし、そして慢性化、非常にもったいないですよね。身体に変わるためのきっかけを与えられるかどうか、そこが非常に重要になってきます。変わるチャンスはいくらでもありますから。

整体院 tsunagu 成増院では、症状に対する施術はもちろんですが、その先にある症状が出にくい身体作りに対してもより力を入れております。

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